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カムの利点

カム機構の利点は次のようなことにある。 1)運動特性が良く、高速に耐える。
任意の運動特性を与えることができるので、負荷の特性に応じた曲線を選択でき、速度・加速度が始終端を含めて連続であるかのようにできるので、スムースな運動を期待できる。
2)確動機構であって、同期がとりやすい。
エヤシリンダに動作指令を与えても、エヤシリンダは確実に動くとは保証しがたい。空圧が落ちていれば動かないし、バルブにごみがつまれば動かない。したがって、エヤシリンダを用いる場合にはストロークの終端にリミットスイッチをつけて、その動作を確認することが必要である。しかし、カム機構では、そのような確認機構は通常必要としない。カムを回せば、従節は決められたストロークだけ動くに決まっている。すなわち、カムは確動機構(positive drive)である。
カムでは、ある時間内にある距離だけ動くことが明確であるだけでなく、その時間内のどの時点で従節がどの位置にあるかということも明確である。したがって、ある動作が終了に至らないでも、次の動作と干渉しないならば次の動作を始めることができる。つまり、動作のオーバーラップをとることができる。このことによって、カム動作のサイクルタイムをさらに縮めることができる。
3)故障が少なく、保守が容易である。
カムは油さえ塗っておけば、きわめて安定に動作してくれる。