ポリティカル コレクトネス

「アメリカは機会の土地だ」(America is the land of opportunity.)

これは勤勉に働けば報われるという意味の、アメリカ人が誇りにしてきた言葉だ。だが学長によれば、この言葉は「有色人種は怠け者で能力が低いから、より努力する必要があることを暗示」するものであり、人種差別につながるリスクがあるという。

一方で、さまざまな人種・民族の共存を意味する「アメリカは人種のるつぼ」(America is a melting pot)、「人類はひとつ」(There is only one race on this planet, the human race)も禁句とされた。これらの言葉は個々の人種・民族が培ってきた文化の軽視につながりかねないため、授業はもとより学生たちとの雑談においても使われるべきではないという。

ペルソナ・ノン・グラータとは?

時事ドットコムによると、ペルソナ・ノン・グラータとは、ラテン語で「好ましからざる人物」を意味する外交用語。1961年締結の「外交関係に関するウィーン条約」第9条で、大使や大使館員を派遣する国に対し、受け入れる国が理由を示さず承認を拒否できると定めている。指定されれば、派遣国は当該人物を召還し、任務を終了させなければならない。

加硫

ゴムは伸び縮みする点に最大の特徴のある材料の一つですが、これが可能となるためにはゴムの内部の分子同士が結びついている必要があります。

この分子同士を結びつけることを、橋をかける、と書いて「架橋」といいますが、これをなしうる工程が加硫と呼ばれる工程になります。

ゴムの分子は、加硫前の状態では鎖状のものになっていますが、加硫を行うことで鎖状の分子をそれぞれつなぎ、網目状にしてやります。これによって伸びたゴムが元に戻ろうとする性質を持つことができます。

この加硫(架橋)反応を起こすには、硫黄を用いる方法と、硫黄を使わない方法の二通りがあります。

通常は硫黄を使い、さらに反応にはある程度の熱が必要なのと、短時間で加硫を終わらせるために「加硫促進剤」というものを使います。

硫黄を使わない場合は、その代わりとなる物質として、金属酸化物、樹脂、パーオキサイドなどを使うことになります。

ゴムは加硫を行わないと、製品として使うことはできません。ゴムを製品として加工しているメーカーでは、加硫を行うタイミングが重要なため、未加硫の状態のゴムについては、加硫が起こらないよう、倉庫の温度をある程度コントロールしています。

加硫を行うことでゴムが伸び縮みし、私たちが一般的に知っているゴムの性質を持つことは述べましたが、加硫ゴムには他に次のような性質が発現します。

水、溶剤、油の液体、薬品などに長時間触れた状態にしておくとそれらを吸って「膨潤現象」を起こす場合があります。これはゴムの変形や物性を低下させるため、望ましい現象ではありませんが、長期間の運用ではこれらも想定しておく必要があります。

ゴムは加硫の際にある程度の熱が必要と述べましたが、完成したゴムは熱によって劣化します。ゴムの種類に応じた耐熱温度を超える高温環境での使用は当然問題ですが、耐寒性も重要な点となります。というのも、高温では粘着してしまったり、軟化して変形するという問題がありますが、ゴムは低温環境では硬化してしまって、亀裂が発生したり、物性が下がるといった問題が生じるからです。

またゴムはオゾンによる強い影響を受ける材料です。製品となるゴムにはオゾン老化防止剤などを入れてこれを防止することもありますが、EPDMのようにもともと耐オゾン性に優れたゴムもあります。

標準化

標準化は、その形成過程の違いから、「デファクト標準」と「デジュール標準」に大きく二分される。デファクト標準(de factostandard)は事実上の標準といって、市場で多くの人に受け入れられることで事後的に標準となったものをいう。例えば、マイクロソフトWindows、VTR規格のVHSがその典型だ。一方、デジュール標準(de jurestandard)は、公的な機関での話し合いの結果、標準として合議されたものである。ISO/IECなどの国際規格、JISなどの国内規格がこれに当たる。(ちなみに、金融の世界、例えばリスク管理の場合だと、分散共分散法(JPモルガンが提唱し多くの金融機関が採用したVaR計測手法)はまさにデファクト標準であり、バーゼル合意(いわゆるBIS規制、国際決済銀行で定期的な見直しがおこなわれる金融リスク監査の枠組み)はデジュール標準にほかならない。)

カムの利点

カム機構の利点は次のようなことにある。 1)運動特性が良く、高速に耐える。
任意の運動特性を与えることができるので、負荷の特性に応じた曲線を選択でき、速度・加速度が始終端を含めて連続であるかのようにできるので、スムースな運動を期待できる。
2)確動機構であって、同期がとりやすい。
エヤシリンダに動作指令を与えても、エヤシリンダは確実に動くとは保証しがたい。空圧が落ちていれば動かないし、バルブにごみがつまれば動かない。したがって、エヤシリンダを用いる場合にはストロークの終端にリミットスイッチをつけて、その動作を確認することが必要である。しかし、カム機構では、そのような確認機構は通常必要としない。カムを回せば、従節は決められたストロークだけ動くに決まっている。すなわち、カムは確動機構(positive drive)である。
カムでは、ある時間内にある距離だけ動くことが明確であるだけでなく、その時間内のどの時点で従節がどの位置にあるかということも明確である。したがって、ある動作が終了に至らないでも、次の動作と干渉しないならば次の動作を始めることができる。つまり、動作のオーバーラップをとることができる。このことによって、カム動作のサイクルタイムをさらに縮めることができる。
3)故障が少なく、保守が容易である。
カムは油さえ塗っておけば、きわめて安定に動作してくれる。